「~Our World Journey~ 夫婦で575日世界一周、旅とその後 」 講師 飯貝 誠 氏

金曜日の夜、友達に誘われて「能登高校魅力化プロジェクト まちな鳳雛塾」主宰の講演会に上の娘と行ってきた。

題名は「~Our World Jouney~ 夫婦で575日世界一周、その後」

           講師 大聖寺出身 飯貝 誠 氏

 

約2年間・・・・。ご夫婦で、32ヶ国(世界の国数 約200)。

 

若い頃は、地元が嫌で、しっかり勉強して県外の大学を出て、都会で働くという思いを達成したのに、(小松高校神戸大学→NTTデータ)どうして?超エリート・・・・。結婚をして、二人で会社を辞めて少し長い新婚旅行・・・なかなかできそうでできない。でも、お話を聞いているうちにだんだんわかってきて。

日本にいるだけだと、イメージが偏っていたりする。行ってみてその国に対する価値観が変わったり、貧しくても心が豊かだったり、人との交流のなかで、飯貝さんの心もかわっていく。(週末のために平日、仕事の為に疲弊して、本当にそれでいいのか。もちろん、仕事の対価として給料をいただくわけだからしっかり働くのは前提として)

 

子どものこれからの人生それこそ、価値観の多様化はますます進むであろうし、「安定」を求めてなんて生き方をする人もいなくなるかも。

 

数々の写真も素晴らしかった。世界は広い。できることなら、自分の足で歩いてみたいものだ。

 

現在も、勉強だけでなく、異年齢と交流できる塾の塾長をしていたり、

大人のコミュニケーションの場も提供していたり、やりたいことをしていて、充実感を感じた。

特に田舎は色々なものを体験経験しようとするとき、そのアンテナを張っていないとなかなか難しい・・・。

経験してないことは伝えられないし、相手には伝わらない。先生も勉強を教えるのは当然のこととして、もっと人生の先輩としていろいろな価値観を教えていってほしい。もちろん、地域の大人も。自分の子どもだけじゃなく、地域の子ども達を皆で育てていく。その見本のような生き方。

 

教師を目指していた自分も大学は県外の希望大学に行かせてもらって、教師をするなら石川に戻りたいという思いで4年間を過ごした。4年間はあっという間で、今思うともっともっとやりたいことがあったのに・・・。と後悔も多い。で、教師にもなってない。そんな自分の経験からどうしても子どもには先回りをしてしまう自分がいる。けど、やるのは本人次第。今日のようなお話を聞くとまた素直に受け入れてくれるかなと。

また、自分もこのままでいいのか?と言われているような気がして・・・。

 

とてもいいお話でした。これからもいろいろなお話がきけたらいいですね。