名画の読み方-木村 泰司(きむら たいじ)さん

25日の給料袋をもらいに行くとき聴いていたラジオ「オヒルノオト」に名画の読み方の宣伝を兼ねてか木村 泰司さん(西洋美術史家)がゲストに出ていた。私にとっては初めて耳にする方。お話もとても面白くて・・。

今年は「フェルメール展」が話題となっている。ミーハーな私はせっかうだからみに行きたいと思っていた。そんなときのラジオ。

実家の母からは良いものはみなさいと教えられてきたが、美術等は好きか嫌いかそれか感性でと思っていた。

それがそのラジオを聴いて、目からうろこ・・・・。

木村さんいわく、「西洋絵画に触れるなら、絵画をただ感覚的に見るのではなく読むことをお勧めします。」と。「19世紀以降の近代絵画とは区別すべきであり、なぜその作品が描かれたのか、どんな人が所有していたのか、どのように鑑賞されていたのか、こうした背景を知ることによって、絵画の世界を何倍も楽しむことができる」と。難しいことは言わず、好きなように鑑賞すればいいとというが、それは「字幕なしで知らない言語の映画を見るようなもの」なるほど・・・・。先に出版された「人騒がせな名画たち」をはじめ10月26日発売の「名画の読み方」は、絵画を読むという習慣のない日本の鑑賞者に向けての解説本。

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お話がとてもおもしろかったので、さっそく購入をと思い、本屋さんに行ったが、羽咋にも七尾にも穴水にもなかった。取り寄せはしてくれるが時間がかかるので、アマゾンで頼むことに・・・。簡単なのでアマゾンの購入が多かったが、大好きな本屋さんがなくなっては困るとの思いから最近はできるだけ本屋さんで購入している。本屋さんもいろいろな情報を生かして本を薦める・売る工夫が大切なのではと思う。

絵に興味がわき、NHKの日曜美術もみてみた。そうして下の娘を教養文化館に迎えに行ったら雑誌「クロワッサン」が目に入った。

テーマは「知れば知るほど、名画は楽しい。」で、フェルメール展・ルーベンス展・ムンク展など特集されていた。早速借りて、バックナンバーだったので同じものを注文した。

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ミーハーな心がさらに新しい発見をできることとなる。

これから絵画鑑賞が楽しくなるような予感が・・・。

25日のラジオ。本来ならタイムフリーで聴けるのに、なぜがその日の番組はすべて聴けなかった・・・。またどこかで木村さんのお話が聴けるかな?